2019-01-01から1年間の記事一覧

絶対的、相対的な価値、どっちが正しいか。

ワルターのベートーヴェン交響曲第4番を聴いている。sacdなのだが、とても音質が良い。低音が効いているけど、ベルリンみたいにうるさい程でなく、ほどほどに良い感じ。この人の演奏は楽しそうなんだよね。第5番でさえ楽しそうに聴こえてくる。 プラトンの「…

人生の意味

ワルターのベートーヴェン交響曲全集を購入した。とても高いが、それだけの値打ちがあると思う。音楽が伸びやかで楽しそうに聴こえる。第8番はこんなカッコ良い曲だったのか。と思うように、この人が指揮していると違う曲のように聴こえてくる。 人生の意味…

良いことばを口に出せ

「 良いことばを口に出せ。悪いことばを口に出すな。良いことばを口に出したほうが良い。悪いことばを口に出すと、悩みをもたらす。」 「自分を苦しめず、また他人を害しないようなことばのみを語れ。これこそ実によくとかれたことばなのである。」 感興のこ…

マーラー交響曲第9番の意味

マーラーの交響曲第9番を聴いている。この曲は、厭世なのか、人生に希望を見ているのかよく分からない。走馬灯のように曲が展開して、さいごに消え入るように終わる。 この曲を聴くまでに、自分の人生が誰にも気づかれることなく、静かに誰に迷惑もかけず終…

たのしみ 

カラヤンのベートーベン交響曲第4番をブルーレイディスクで聴いている。ハイレゾの5.1チャンネルの再生なのだが、うちにはセンタースピーカーがないので4.1チャンネルで再生をしている。 ヤマハのAVアンプにJBLの安いスピーカーをつないでいるのだが、け…

実在するものは何か

実在するものが何か。私は、世界の中に生きているが、その世界は私の世界でもある。他人が私の世界にはいるが、世界は私の世界でしかない。私の存在に基づいて、私の世界が存在している。 私が、いなくなった時に、世界がどうなるのか、私には確信は持てない…

何が存在するか。

世界に存在する物を考える。世界には、素粒子が存在するだけで、素粒子が多く集まったところと、希薄なところがあるだけ。この考えすらも、実は素粒子の動きでしかない。意味のある物はなく、時間も実はない。過去も未来もなく今があるだけ。 一方で、この考…

一人いること。

ブロムシュテット指揮のドレスデンシュターツカペレのベートーヴェン全集を買った。セル指揮のクリーブランドを持っているのだが、セルのが面白かったので、また買ったというわけ。カラヤンのブルーレイオーディオの全集もあるが、ブルーレイはテレビを点け…

休日

休日を過ごす。昼飯を自分で作りビールか安ワインを飲む。クラシックを聴き、暇になれば、パソコンでマジックザギャザリングの対戦をする。気が向けば哲学書を読むが、すぐに寝てしまうこともある。 自転車に乗って河原で、弁当にビールを飲むのも良い。 一…

アストラのクローン問題について。

アニメの「遥かなるアストラ」でクローンへの記憶移植が問題になっていたのだが、渦中の記憶を移植する側、オリジナルの人は、自分のクローンを乗り物に喩えていたのだが、オリジナルのひとは、本気でこれで納得出来るのだろうか。 私がオリジナルで、君には…

昼間の読書

哲学者のネーゲルの本を、昼の休憩時間に読む。ほんの数行で眠くなる。日本語で、難しい単語はそれほどないのだが、何が言いたいのか分からないことが多い。二回目でやっと意味がとおることが多い。全体を読んで、初めて部分の意味が分かってくるような、そ…

欲しいものについて

色々と欲しいものがある。気になりだすと欲しくなるそういうものだ。クレンペラーのマーラー交響曲全集、ワルターのベートーベン交響曲全集、どちらも欲しいが1万円超え。 ダホンの折り畳み自転車も何年も前から欲しいと思っている。車の乗り換えも今年がチ…

幻想

何か、これを知っているというものが、漠然と欲しいのだろうと思う。世界についての洞察、私という主観から、客観視した世界の姿、それを知りたいのだろうと思う。私が見ている世界は、常に私の視点であるのだが、それを横から眺めるかのように真実の姿、私…

自己同一化とは

自己同一化、アイデンティティーの確立とか、これが問題の根源になっているにだろうと思う。自分の所有物と自分を同一化、同一視すること、これが執着の始まり。子供がおもちゃを取り上げられると、泣き出すように、大切なものに自分を映し出す。物が自分自…

主観

世界を正しく見ることは出来るだろうか。世界について、私の見方が正しいということがあるのだろうか。 世界を見る方向性は、人それぞれ、自分の目線で見ている。同じ物や出来事を見ても、同じ見え方はしていない。 世界についての認識は、人それぞれに異な…

比較

自転車で初めて通るところに出ると、少し旅行したような気分になる。大きな家に小さな家、金持ちと庶民、見ればわかる。 方丈記では、大きな家でも、小さな家でも、其処に住んでいる者も、変わらないものは少しだと言う。人の寿命と家と、どちらが長いのか…

何もないこと。

上の子が就職活動をしている。希望のところに受かればいいが。これから、一人で生きていくことになる。好きなことを仕事に出来ればいいのだが。 私自身は、仕事は自分が好きなことをしてる訳ではない。毎日、就業時間が早く終わることを考える。これは、不…

クリシュナムルティ感想7

「私」は言葉であり、単語だ。私と言う時、私はと考える時、そこに考えとは別の私がいる、存在するように思う。「私は、〇〇さんが嫌いだ。」と考える時、その時の「私」は、嫌いだと言う。主語、主体として、その言葉と別に存在するように思う。言葉を駆使…

何もないということ。

自分に何もないこと、ただ一人、裸の自分がいて、そこには何もない。それを感じるから、それを見たくないから、自分に肩書きを付け、良い服を身につけ、羨望の眼差しを期待する。 自分はこれを持っている。それは、知識を含めて、これを所有している。それ…

ゼノンの矢と世界について

ゼノンの飛ぶ矢は止まっている。という話の反証を考えるというお題を上の子が大学でもらってきた。 矢は直線状の1点を必ず通るので、その1点を見れば必ず止まることになるというそういうお話。 上の子は、飛ぶという運動、運動自体が時間を要するので、止…

もったいないと思うこと。

物に対して、執着は無いと思っていたのだが、20年来の車を手放そうかどうか、とても考えこんでしまった。もったいない。そういう心情が正しいのかどうか分からない。機械だけど、苦楽を共にした記憶を捨てるそういう気持ちになる。 新しい物が欲しい訳では…

クリシュナムルティ感想6

クリシュナムルティの教えは、徹底して自分を観察しろ。そして自分で考えろ。というところにあると思う。そのため、楽に、他人に教えを聞いて、何故それが正しいの考えることなく、知っているという人の意見、それを批判なく実行したい、という人には、向い…

クリシュナムルティ感想5

今日は、元旦だが、昨年から続けているクリシュナムルティについてまとめを書いておこう。内容的には、彼が言っていると勝手に私が思っていること、を書いているので、相違が多く、誤解も多いだろうと思う。 彼は、人は自由になるべきだと言う。この自由は、…