子の引っ越し

 昨日に、上の子の引っ越しが終わった。今春、就職するので家を出る。下の子は、大学に通うために、既に家を出ている。

 これで、普段、家にいるのは私と妻の二人になった。家族4人でやってきたが、ついに、その解散の時がやってきたのだと思う。子には、楽しかったことを多くもらった。これまで、何よりも、貴重な時間だったのだ。

 これから4人が揃う時はあるだろうが、それぞれに違う生活圏を持ち、それが重なるのが、今の家ということになるだろう。

 それも、貴重な時間になるだろう。二人の子はあまり、そういうことは気にしていないと思うが、幾つか思い出す出来事があるということは、良いことだろうと思う。

 これから、子は世間にでるとこれまでの学校の世界とはまた違う種類の苦労が出てくると思う。その時、自分が大切にされていたということを思い出すことができれば、自分が大切な存在だと思うことができると思う。

 新しい自分の世界がこれから開けてくる。自分が切り開いた新しい世界だ。これからは、ずっとそうなるだろう。