良いことばを口に出せ
「 良いことばを口に出せ。悪いことばを口に出すな。良いことばを口に出したほうが良い。悪いことばを口に出すと、悩みをもたらす。」
「自分を苦しめず、また他人を害しないようなことばのみを語れ。これこそ実によくとかれたことばなのである。」
「お前に敵などいない。誰にも敵などいないんだ。傷つけて良い者などどこにもいない。」
世の中に敵などいない。漫画の「ヴィンランド・サガ」の主人公のお父さんがそういうセリフを言うのだけど、自分でも最近そう思うようになった。
世の中の敵は、自分が作っている。垣根、内と外、この二つを作るのは概念に過ぎない。ジョン・レノンの「イマジン」でも天国も地獄もないと言っているけど、想像している自分がその敵を作っている。
互いに敵を作ると、それは確定的に敵になってしまう。利害が反することはあるだろうが、敵ではないと思うと、付き合い方が変わってくる。
私は、人とあまり付き合いはない。業務上の付き合いをするだけだがそれでも付き合いで利害が反することは多いが、相手は敵ではない。味方でもないが、敵がなければ味方もない。そういうものだと思うようになった。
自分で、口にすることが敵を作る。自分が作った敵は、本当に敵のように対応されることになる。
私は、敵も味方も作ろうとは思わない。特別に良い言葉を語ろうとも思わない。ただ、人の悪口を言うのはやめようと思っている。特に、当人がいないところでは言わない。もし、言うのであれば当人を目の前にして言うべきだと思っている。
これだけで、ぎすぎすした世界から変わることができる。周りが例え、そうでなくても、独り歩め。と思う