2014-01-01から1年間の記事一覧

めも

「見えないからこそ美しい」、高校生の頃の国語のテキストにあった評論だ。 同じ評論を子が読んでいるのだが、先生が類例として百人一首の小野小町の顔は後ろ向きになっている。それは、絵がない方が見る人が自分のイメージをそこにおけるからだそうだ。 そ…

あるとない

子がある映画を見に行った。高校生向けの映画なのだが、上映中に話をするようなマナーの悪い客がいた、ということが発端の話。 子 まあ民度が低いそういう人たちは、仲間で何かを持っているから、自分たちと違う人を蔑んでいるし、そうじゃない人たちは民度…

意味

意味が何であるか、意味が何を意味しているのか。仕事の意味や、人生の意味、自分の意味、そして意味の意味。 何にでも、意味を問いたくなるのが、言語を使う条件となっているのだろうか。会話の意味、言葉の意味を確認する。考える作業が習慣になっている。…

背広と自分と

昨日のことだが、電車に乗ると背広を着た二人が前に座っていた。同じ会社の先輩と後輩という感じなのだが、そこで、周りを見渡すとやはり背広の男性が何人か座っていた。 あたり前の風景なのだが、自分が背広を着ていないことに安堵していた。あんな服を着な…

ゲームと毎日の暮らし

ゲーム脳という言葉がある。ゲームをすると何々うんぬんということが、以前から言われているが、TVゲームについて、どうこう言っているが、人の生活全般がゲームだと、出世ゲームや、ママ友や、会話自体がゲームだと言いたい。多くの人は、人生がゲームだと…

空を見て

さきほど、夕飯の準備に買い物にでかけた。 夕方のいくらかの時間、西の空が赤くなる。オレンジから赤色に変化していく、短い時間のうちに、そして暗くなり、色も失われていく、西の空が変化をしていくのを見るのが好きだ。 いつも、違うように、雲のグレー…

誰であるか

以下ハンナ・アーレントの「人間の条件」の一節を読んで 自分が何をなしたかでなく、誰であるかが重要である。人は、これをしたという観点で自分を評価したがる。 私は、こんなことをしたんだ、してきたんだ、これが自負だと思うが、自負と自分は違う。 自分…

世界を見る

世界をどういう風に、どんな風に他の人は見ているのだろう。私以外の人は、世界をどのように思っている。考えているのかと時々思う。 ここでいう世界は、私が見る世界、私が投げ込まれている。今まさに目の前の世界のことだ。地図でいうような、世界という意…

仕事について

子の夏休みの宿題に親の職業についてのレポートの提出があった。 そこで、子からの質問があるのだが、これが難しい質問だ。 「仕事の魅力は何か」 仕事の魅力はと訊かれても、仕事には魅力はない。そのような仕事ではないからだ。多くの仕事がそうなのだと思…

夏の旅行

今年の夏は、カヤノ平に、栂池自然園を回ることができた。 2泊の信州の旅行だったのだが、去年は行けなかったことを考えると満足。 カヤノ平は、子らも3度目になるかと思うが、以前は中々進まなかった道も、今年は簡単に進めた。なだめては、進んで休憩し…

普遍についてのメモ

最近、普遍について研究中である。 結局、この普遍と言うものがあるのか、ないのかよく分からずじまいだ。 普遍の実在を認めなければ性質というものは、実在しないことになる。白とか色のようなものも実在はしないと。 目の前にある世界が実在の世界と単純に…

我思う。

高校生の息子がデカルトの「我思う。故に我あり。」を世界史でならったと言ってきた。普段からマトリックスの話をしてたりするので、この手の話は、既に息子とも何度もしているのだが。 子 「我思う。故に我あり。」世界史で話が出たけど、クラスの半分以上…

悪と普遍論争

悪とは何か、悪が実在するか。と訊かれると、何かはともかく悪いことがいっぱい世の中にあるじゃないか。この悪いことが悪じゃないのか。というくらいが一般的感覚だろうか。 悪いことが悪と言ってしまうと循環論法になっているので、では何が悪いことなのか…

法事を終えて。

今日、法事が終わった。 百か日の法要だったが、納骨も一緒にした。 これまで何だかんだと大変だったが、一区切りついたものと思う。 遺族にとって、気持ちを切り替える大きな節目だ。 ここで、私自身の信仰という宗教への考え方を書いておこうと思う。 仏に…

ひとりあること。

社会の中で生きていて、それでいて一人であることに気づくこと。 ひとりよがりになれということではない。どれだけ友人がいようが、家族がいても一人であることに気がつくことが重要だ。 日常でも、実は一人だということに気づくこと。 世界は、だれだけ広く…

概念は実在するか。

概念は実在するか。 実在というところが、問題なんだろう。普通に概念は存在するものとして生活をしている。日常言語では、学校や会社に行ってくるというようなことを普通に言っている。 学校は、どこに実在するのか。建物が学校かというとそうでもない。廃…

ドア

ドアを開けると何が待ち受けているか分からない。キューブという映画の世界観だが、実際、毎日、家を一歩でればそこには安全なところなどない。 どこで何が、いつ起こるか分からない。確立的には大きな事故に出会うということなど、そうそうはない。それでも…

ブラ1感想

ヴァントのブラームス全集を聴いてみた。 第1番は、ちょっとびっくりのテンポとその変化でティンパニの鳴らし方も大きめだ。 普段聞いているカラヤンのブラ1からすると、全然ちがう。良いのか悪いのかというと、やはりカラヤンの方が良いとは思う。 他の2…

象徴天皇と元首としての天皇

象徴としての天皇と、元首としての天皇の違いは何だろうか。 日本国憲法では象徴、日本帝国憲法では元首として表記されている。 元首としての定義は、元首をその国が同位置づけているかによって異なり、元首は国を代表するものであるが、元首に主権の在る無…

雑記

やっと週末がきたよ。今週は明日を休みにした。 ここんところ忙しい週末が続いたので、明日はゆっくりできるだろう。 この春は、上の子は大学に、下の子は高校にそれぞれ進学が決まった。二人とも希望の学校に行けることになったので、最高の出来と言ってい…

農薬混入事件と契約社員の立場

49歳になって、8年間勤務しても契約社員。 背中に「正義」を背負っていた人、彼には哀れみを感じてしまう。 彼が犯人であるかどうかは、まだ決まっていないが、何故、8年間も勤めて正社員になれないのだろう。 この会社は、社員の幸福は考えないのだろう…

成功とは

子 私へのご褒美とか言って小さいものを買っている人は成功しない人って本に書いてあったよ。 父 何故、ご褒美を買うと成功しないの。 子 金をためずに、こまごまと理由をつける人は成功しない。大きな買い物ができないということらしいよ。 父 小さなことに…

よろず哲学圧縮君

ケロロ軍曹を知っているだろうか。アニメになった漫画なのだが、その中に便利なグッズで圧縮君というものがある。 圧縮君で何ができるかというと、漫画だろうが、小説だろうが、プラモデルだろうが、何でもこの機械に放り込んでやれば、圧縮されて出てくるの…

カレー作り

今日は、久しぶりにカレーを作ってみた。昨日の残りのポトフがあったので、二日同じものを食べるのが嫌なので、今日はカレーにしてみたのだ。 カレーは思い出の料理である。料理のことを記事にしたことはないが、小学生5年生の頃には、もうカレーを作ってい…