休日

  休日を過ごす。昼飯を自分で作りビールか安ワインを飲む。クラシックを聴き、暇になれば、パソコンでマジックザギャザリングの対戦をする。気が向けば哲学書を読むが、すぐに寝てしまうこともある。

  自転車に乗って河原で、弁当にビールを飲むのも良い。

  一人でいると、気軽でいい。

  友人がいないから、たまに、同じ趣味の人で気が合うような人がいればと思うこともあるが、面倒な事が増えるから、そういうつもりも心底では思わない。

  この金銭を道具とした収奪を道徳として、生まれ付き不平等な社会世界は人が作ったものだ。そういう世界に生き、それを受け入れて生活をする。出来るだけ、そのようなことから、距離を置く。人の悪口、陰口を言わず、つまらない社会的な小さな出来事から離れて暮らす。

  人ゴミの中で、人に付き合いながら、1人でいる。みんな結局のところ、そうなのかもしれないが。

  世の中は、結局は、形、記号、そういう物で編まれた幻想の出来事、解釈があるだけで、目の前にある事実、形や解釈、意見を含まない事実。どちらで出来ているのだろうか。解釈を含まない事実を、見てとる事が出来るかと言われると、まあ、私には、無理、誰であれ、無理、そういう気がする。

  そうすると、多くの幻想を事実と思いながら、その事実も怪しいなと思いながら、暮らす他ない。