2011-01-01から1年間の記事一覧

天気予報とコマーシャル

何故、日本でイギリスとドイツの天気予報を見なければいけないのだろう。日本在住の英語圏とドイツ語圏の人は、母国が発表する天気予報を見て行動をし、今日は、不要な外出を控えよう、帽子をかぶろう、マスクをしようと。 ドイツや、イギリスの天気予報で…

基準

安全の基準はどこにあるのだろうか。テレビでは、100ミリシーベルト以下であれば安全というコメントが多い。100ミリシーベルトであれば被爆しても安全であれば、何故、医療関係者の被爆限度はこれより低い数値なのだろう。何故一般人の被爆限度はさらに低い…

地底人

毎年、交通事故で死ぬ者がいる。これは車がなければ、死なない人が毎年確実に存在するということだ。このことを誰もが、知りながら車を利用することを止めない。 私は、車に乗る。車に乗るという行為は、最悪、人を殺す結果があることを知っている。私は、…

再開

しばらく、記事を書いていない。今回の地震と、それに続いた原発事件は衝撃だった。地震と津波については、自然に起きてしまったこと、取り返しがつかない事件だ。 一方、原発事件は現在進行中の人為的要素を多分に含んだ事件だ。このことは、今この記事を…

無色透明なかっこよさ 2

子が学校の先生の一人をかっこよいというので、写真をみれば、そんなにかっこよくない。キムタクのような男前だと不思議に思わないのだが。その先生をかわいいとさえ言っている。標準的なかわいさはないと思うのだが。 妻が見る台湾ドラマの俳優も、そんなに…

無色透明な犬 1

無色透明な犬、この言葉は、中学生の子の国語の宿題で見つけた。少し面白い。 無色透明な犬ってどんな犬だろう。 柴犬、マルチーズ、シェパードどの犬も無色透明ではない。この犬達は、私がすぐにイメージ出来る犬だ。 名前の分からない羊のようにでかい犬や…

倫理

人を手段ではなく、目的として扱う。言い回しは違うような気もするが、この言葉はカントの言葉だ。小学生や中学生の子供にとって、学校生活でも何が正しく、何が悪いことか悩ましいようだ。その時に、カントのこの考えを話した。 子は子なりに、この言葉が気…

努力と結果

今日、努力は結果に表れるか、否かについて子と話をした。何故こんな話をしているかと言えば、上の子が高校受験をしている。 下の子の意見 努力は結果に表れるのは正解だ。結果が失敗であったとすれば、それに見合った努力をその人がしたに過ぎないからだ。…

進歩主義

自己実現という言葉があるが、この自己実現という言葉には、今の私でない私を「自己」としそれを未来に実現する。また今の私でない「自己」を見つけてそれを目標にすることが含意されている。この言葉も、進歩や成長が前提だ。 本当に、目指すべき「自己」…

「進歩」

私には、どうしても前よりも今の方が進歩すべきだという考えが頭から離れない。進歩してどうなるのか。私が進歩したことが、私が本当に分かるのか。そのことにも確信が持てないにもかかわらず、進歩を目指さないことが何か罪のように感じてしまう。 進化と…

休憩

風邪をひいた。いつもと調子が違うだけで不自由なものだ。すこし、せきが出るだけでも気になる。普段忘れているが、当たり前のことが前提に生活がなりたっている。 毎日、仕事に行って帰ってくる。帰れば、妻が料理をして待っている。これが無くなれば、な…

どうして分かってくれないのか。

私が妻に「□□。」と言った。妻は私に「△△。」と返事した。どちらも互いの言うことを聞いていないので、その時はそのままになってしまう。 後で、「□□。」と言っただろ。「△△。」と言ったでしょ。となってしまった。 子は私に、「私のことをどうして分かって…

銭湯の考え事

私は時々、一人でいると、仕事でも、遊びでも、何故ここに、この場面にいるのだろうと思う。 この不思議さは、この場面で私は違う人であってもいいのに、私は、この前にいてる人では何故ないのだ。というものだ。 飲み会に行ってつまらない時、この場所に何…

*平素でない哲学

絶対ということはない。これが真であれば、「絶対ということはないということ」がある(空集合と似ている)と言える。このことについては、真という前提から絶対と言える。であれば、絶対ということの存在が成立してしまう。 「絶対ということない」というこ…

言葉へのこだわり

人は、誰も自分の意見に固執し、自分の権利を守る。これは、悪いことではない。良いことと言えるかは分からないが。 何故、自分の意見が正しいと言えるのだろう。ひとえに、自分の意見が正しいと仮定しないと、自分の意見が成立しないからだろう。 だが、こ…

人生ゲーム論 2

人生ゲームの作り手は私であり、私がゲームのフィールドと枠となる規則、目的を決めている。ゲームのフィールドとは、私が生活している場所だ。ゲームの規則と目的は、私がこれまでに受け入れてきた言語や、この言語に基づく世界観から構成されている。 私は…

言葉と人生ゲーム

人生が、言語による壮大なゲームに思えるときがある。子供の頃は感じなかったことだが。昨日は、ドラマで信長が滅してしまった。こんなのを見るとそう思ってしまう。 言語は、パズルゲームに近い、単語と単語を組み合わせると、文が生じ、文を有機的に構成し…

「べき」の思考と限界

英語を勉強し始めた子に、「父さんは、べきmustが多いよ。しようwillが少ないよ。世の中は、良い悪いの2択でないよ。」と言われた。 私は、とくに「べき」について考えていた直後なので驚いてしまった。「本当にそのとおりだ。気をつけるよ。」と答えた。 …