2016-01-01から1年間の記事一覧

めも

下の子が来年大学受験になる。早いものだ。このブログでこの子との対話を書いてからもう5年くらいは経つのだろうか。小学生だったのが、中学、高校となり、上手く行けば来年は大学生になる。 理系を希望しているのだが、すべり止めに文系を受けようかと言っ…

めも

「何故、神はユダの存在を許したのか。」 私は、キリスト教徒ではないのだが、西洋哲学を読んでいるとどうしても神の存在の証明とか、面白い話があるのでキリスト教の知識はある程度必要になる。 今、ライプニッツを読んでいるのだが、彼はこの点では分から…

世界は最良?

父 今、ライプニッツを読んでいるんだけど、この人の意見では、今ある世界は最良、ベストの状態なんだ。戦争とか不幸なこともいっぱいあるけど、それでも、今の世界が最良なんだよ。 子 何で、その人どうかしてるね。 父 何故かというと、世界は神様が作った…

めも

ヴァント、北ドイツ放送響のブルックナー第3番を購入した。昨年から、悩み続けてやっと今回の購入になった。 SACDなのだが何せ高い。初回完全限定という言葉に惑わされて、ついに根負けして購入した次第だ。欲しい時になくなっていたものが数点あるので…

ぽつん共同体

今日、天気が良いので久しぶりに自転車で河原のサイクリング道を走った。まだ、風が強いので近くで引き返してきたのだが、多くの人が思い思いに走っている。 河原に出ると空が開けていく、世界が広いことが分かる。多くの建物があり、多くの人が生活をして…

世界観というもの

「くいしんぼうのあおむしくん」という絵本がある。はらぺこ青虫君に似ているがそうではない。世界が青虫君のお腹の中にあるのだが、私達の星や宇宙は、青虫のお腹の中なのだ。壮大な世界観なので、自分が幼稚園のころに読んだのだと思うのだが、ずっとこの…

このもの性

「このもの性」、このものは一つしかない。当たり前のことだが、どのようなものもそれ一つ、これ一つしか存在しない。大量生産品であろうと今、手にしているものは一つしかない。 物は一つしか存在しない。これはどのような物にしてもだ。一つとして同じもの…

V.E.フランクルについてのメモ

フランクルの本を1冊さきほど読み終えた。 10年以上前に、読んだきりだったのだが、今読むとこういう意味で言っていたのかというところが多い。 フランクルが言うには、人生に意味があるかないか、すなわち世界に意味があるかないか。それはどちらでも、…

パン屋での出来事

昨年末のことだった。近くのパン屋でパンドカンパーニュを一つ買おうとしたら、何やら店主がバイトの店員に注意している。このパンは、よく先に買われているか、焼き上がりが15分後とか、あまり買えないことが多いのだ。 その日、「パンは予約が入っており…

高校生の自分

「高校を卒業して何がしたいということはあるのかい。大学に行くつもりらしいけど、何もすることがないから、目指すものがないから大学に行くんだろ。今は大学という目標を持っているけど、君は大学を卒業したら、何になるつもりだい。」 それが分からないん…

記号と世界

高校生の下の子が現国の評論で言語学をやっていて、ソシュールの研究者の書いた評論を読んでいると言った話をしてくれた。 私が高校生の頃は、ソシュールも知らなければ、記号論も知らなかった。そこでどんなことが書いてあるのかは分からないのだが、シニフ…

共約性

今日は成人式、例年面白い記事が飛び出す。頭が子供、体は大人の人々が威勢をはって騒いでしまう。 まじめな人の方が多いのだが、声が大きいこの人達は、目立ちたがる。普段、目立つような仕事がさせてもらえない立場の鬱憤なのか。 動物行動学の立場から考…