めも

  下の子が来年大学受験になる。早いものだ。このブログでこの子との対話を書いてからもう5年くらいは経つのだろうか。小学生だったのが、中学、高校となり、上手く行けば来年は大学生になる。
  理系を希望しているのだが、すべり止めに文系を受けようかと言っている。文系だからダメというのではないのだが、この選択で世界が大きく変わる。私の職場でも技術系と事務系ではやはり仕事が異なるのだが、選択の度に並行世界が生まれると考えると、技術系に行った世界の軸と文系に進んだ世界の軸とでは大きな違いがあるだろう。
  子の選択がどちらが正しかったということは誰にも分からない。人は選択をした時点で、もしくは選択をしない時点で何かの可能性を捨て去るわけだ。次々とその選択の連続があるのだが、選択により自分が選んだ世界が、現れ、その世界も新しい選択によって新しい世界へと以降する。このことは、自分自身で積極的に選択をしないことによっても、それ自体が選択として世界を選ぶことになる。