イザベルファウストSACDの感想

  年末にイザベル・ファウスト無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ全集を買った。SACDでとても高価なので、大分迷ったが買ってよかった。
   SACDも効果のあるやないや色々言われているけど、聴いた感じがどうもアナログレコードのような音がしている気がするので、これも信仰のうちと思って買っている。
  音質、演奏どちらも満足。普段は、交響曲かピアノ協奏曲くらいしか聴かないのだが、バッハは別枠という感じでピアノ曲とかも聴いている。
  バッハの何が良いのかというと、バッハは何かを表していると思うのだけど、何なのか分からないでも、神様とかいるんじゃねとか、人生ってこうやって回想して終わるんじゃないとか思えるところ。
  自分の人生がバッハのシャコンヌやフーガのようにすごいものというわけでは決してないのだが、どんなに小さな人生の中にも、人それぞれに、そんなシャコンヌやフーガのようなものがあるんじゃないかと思う。私視点の小さな人生なんだけど、それでも色々あったよなと思う。それがシャコンヌのような感じがするわけ。

  *シャコンヌは16分ジャストからです。