めも

   タワーレコードで、ブラームス交響曲全集590円を、期限切れ間近の500ポイントを使用して税込み90円で買った。全曲で4曲なので、一曲あたり23円未満。昨日、第4番を聴いて、今第2番を聴いている。
  指揮者は、ズヴェーデンにオランダ放送フィル、有名どころではないけど、日本のオケよりは音がいい。演奏はスマートといった感じ。
  子も値段を言ったら驚いていた。この前に行ったブルックナーのコンサートが6000円だったと思うので、何という安さ。
  家で聴く音と、コンサート会場で聴く音は確かに違うのだが、どれほど違うかと言うと正直なところ、家で聴いた方が良かったという残念なコンサートも多い。
  曲が終わったとたんに、拍手を始める余韻も何もない人に、演奏中もガサガサと飴袋をいじるおばさん。肝心なところで間違えるホルン奏者とか。良いコンサートというのに出会うのも難しい。本当に良かったと思えるのは数回に1回くらい。好きな曲を聴きに行くと、自分の頭の中に理想のイメージがあるので余計にハードルが高くなる。
  生を聴かないで、CDだけで良いや悪いを言っていても、なんじゃそれ、って感じなので時々、生を聴きに行く。生を聴いて、初めてこんな曲だったのかと思うこともある。ブルックナー第9番の小泉さん指揮の演奏は本当に凄かった。ロックかと思うほどインパクトがあった。こういう体験があるから生も聴くべきなんだけど。