めも

  最近、日本人がすごいというような、テレビ番組が多い。日本の職人を外人に紹介するとか。
  見ていると気持ち悪い感がある。職人技の紹介はまあ面白いのだが、スタジオにいる芸能人のコメントが絶賛ばかりで、台本通りなのは当たり前なのだが、ここまで日本人を褒めて何が面白いのか。外人が褒めるなら、まだしも、日本人が日本人を最終的に褒める構図、気持ち悪い。
  あたりさわりがなく、政権与党に圧力をかけられる心配もなく、スポンサーの心配もない。みなが長い物にまかれていく中での、愚民政策の一つかと思えるほど気持ちが悪い。
  せっかく、外国と比較するなら日本がダメなところを徹底比較してもらいたいのだが、そういう社会的に意味が生じる番組はない。昔はあったのだが、どんどん日本を翼賛する番組ばかりになっているように思える。