めも

  今日は、ヴァントのブラームス第4番を聴いている。昨年末に買って一度か二度聴いただけだと思う。ブラームスは、カラヤンが好みだったのだが、北ドイツフィルの柔らかな音色も良いと思う。
  クラシックを聴いていると、次々といわゆる名盤というものが目につく。そして一度聴いてみたいと思い購入することになるのだが、買ってみて続けて聴くアルバムは数が少ない。それでも腐るものではないから、1年後にまた聴きなおすということもある。
  パソコンを使っていると、宣伝が次々と勝手に表示されるのだが、それも自分の好みの物を押してくる。過去にクリックした記録から似たものを表示しているのだろうが、大したものだ。どうしても、購買意欲をわかせようとしてくる。そして、確かに商品を選んでいると楽しいのだが、いらないものを買わされることにもなる。特に、クラシックのCDなんかはきりが無い。気に入ったものがあれば、延々と何度でも聴けるものなのだが、どうしてもあれが欲しいとかなってしまう。
  収入面から、多くの物は買わないようにしているのだが、そのせいで服は今でも20年前の服とかも平気で着ている。どこかで辻褄をあわせると服が一番おろそかになるのだ。子供にはカッコ悪いということも言われるが、それは20年前のものを贅沢なしで着ているのだから、センスという以前の問題だ。ただ、クラシックのCDになると、知識欲というのだろうか、知りたい気分と、収集欲と両方だろうか。どうも甘くなるこのあたり初回限定生産とか言われると、今しか買えないと思わされ、いいように買わされることになる。
  こういう意味では、収集欲のせいなのかも知れないが、良い演奏を知らないで終わるのもつまらないと思い、買いこんでしまう結果にもなる。バランスが重要なのだろうが。