めも

  国家公務員の給料が上がるとニュースがあった。とたんに、批判的なコメントが多く、ニュースに続いている。公務員は、労働者に過ぎないので、資本家から見て給料が上がるのは望ましいことではない。波及的に民間労働者も給料を上げざるを得ない状況になるからだ。労働者の立場にあれば、他の労働者の給与が上がることは損にはならない。
  マスコミでも、よく自分の所得は棚に上げて、他人の高給批判をしているが、自身は自分で稼いでいると考えているからだろう。自分で稼いでいると考える人は、本当にそれは適正な所得であるのか考えた方が良い。
  フェイスブックの創業者の寄付がニュースになったが、兆という単位、よく金持ちが慈善活動をしているが、その金は、どこから生じているのか、自身で分配が適正か考える必要があるだろう。自分の働きが、多くの金を生み出すというのは、一定のラインまでだろう。それを超える額は、何らかの搾取が、利益の移転が行われない限り、その富は生まれない。