今日もサイクリング

今日も自転車に乗って、堤防を走ってきた。というか、ゆっくりと歩んできたかのような感じ。
自転車には乗るのだが、歩くより少し早いくらいで漕いでいるだけ。
走ると言うよりも、歩む感じ。
この感じが心地よい。進んでいるあいだ風景を楽しむのが、多くのビルや鉄塔、堤防の下には古い感じのアパートや民家がある。中には、こぎれいな民家もある。その一つ一つを眺めながら進んでいくのがおもしろい。どこにも生活があるのだろうと思い、その一軒ごとに生活があり、その一軒には家族があり、人がいる。その一つ一つが世界を持っていると考えると、世界はどれだけの数があるのだろうと思う。また、遠くに見える山のはてにも、その奥には人の生活があり、私のように世界を眺めている人がいるのだろうと思うと、どれだけの世界があるのだろうと思う。
この広がりを、ペダルを漕ぐごとに眺めゆくのが楽しみなのだ。