現実と言葉の間

真理とは何か、最近の読書のテーマは主にこれを中心にしている。
私が正しいと思っていることは、現実を映した言葉をもとに正しいと考えているのだが、正しいの判断の前には、事実の把握が必要だが、この事実が正しく把握できているのか。これが真理のテーマ、意味だと思う。
事実は見たままにあるという素朴な世界観であれば、見た目=真理、感じた事=真理なのだろうが、見た目と現実は違うということはままある。地球が丸いことを考えれば、見た目だけでは真理に到達できないことが分かるだろう。
では、真理は現実の事物の側にあるのか、それとも感じ取った側にあるのか。
見た目と異なる事物そのものが真理だとすると、事物に到達する方法が突き詰めるとない。理論によって素粒子の存在は見つけていても、これが真理という確証も得られない。現時点での真理くらいのことになる。
一方、感じ取った側に真理があるとすれば、事物と異なるところに、つまり人間に、その言葉に真理があることになり、真理は相対的、受け取り手次第ということになる。
これも真理という言葉の意味とは違う感じがする。では、どこに真理があるのか。真理に到達する方法があるのか。
これは、またの続きに書こう。