めも

  世界というものがどういう構造をしているのか知りたいと思っている。世界の在り方、自分が見ているこの世界が、どのような物なのか。それが知りたいと思っている。自分が死ぬ前に、世界の構造が理解できればと思うが、この問題設定さえも漠然とした問いのようなもの、世界がどういう構造をしているかを見るということは、自分の人生が、世界においてどのように位置づけられるのかを理解することだと思う。
  世界を見る私が居て、そこに世界がある。その世界の中に物理的には私が居てる。その世界を理解しているのは、私であるので世界はある意味、私の中に、私の眼を通して、私の理解力を通して、私の中に存在している。
  一方で、私は世界の中に居てる。このことは、物理的に、空間と時間のうちの一部に私の存在があるということ、
      また、物理的な世界には、他者が存在し、私が言語を理解し、それを使い物事を理解しているということも含まれる。物理的な世界にある社会、そこには因果関係が存在し、その連鎖のうちに私も存在している。