存在の意味2

存在を切り出しているのは、一つ一つの言葉だ。私が何かが存在するという時、例えばコップがある。白い皿がある。とか、それぞれ何が存在しているかを言及するのは言葉である。
その言葉が規定するものが存在とした感じられる。例えば、トヨタとかソニーとか会社名だが、存在すると考えている。仮想的存在と言えば、仮想的存在ではあるのだが、もっと仮想的な存在で言えば、白色や赤色、数とか何気に使っている言葉のうちに仮想的な存在は多い。これを存在すると考えるのか、考えないのか。
仮想的な存在を認めなければ、どこで実在に達するのか。白い皿がある。これは皿を認めるからから、皿があるのだが、白いも認めると白いは存在するのか。
個々、具体な白いものはあるが、白い性質は認めない。では白いものとはどういうものだろう。白い性質を認めると
白色は存在するのでは。
私が存在を認める時、それは言葉において何かを切り分けている。言葉は、具体な個物ではない。人に何かが伝わる、何らか抽象性を持つ。この言葉を使うという行為によって既に、何が存在するかは、人の言葉に依存することになる。抽象的存在と、個物、この個物の単位を切り出しているのが、言葉での語、語を単位に何か、存在を見つけていることになる。