父と子の対話 ユニセフに寄付

子 学校の英語の問題文なんだけど、一人の困っている人とたくさんの困っている人がいる場合に、どちらにたくさんの寄付が集まるか実験したら、多くの人の場合より、一人の人を話題にした方が寄付が集まる結果になったって書いてあったよ。
父 うちでは、毎月千円、年で12000円ユニセフに寄付をしているんだよ。
子 どれくらいしているの。
父 もう4年くらいになるかな。
子 それって言い方悪いけど、千円やってるから他に何もしなくていいとか、免罪符を買っているんじゃない。自分の利益のために寄付しているんだよね。4万8000円違うことに使った方がよかったんじゃない。
父 そうだよ。免罪符にしたら安いよね。もし地獄に行った時のことを考えると、私はこんなに良いことをしましたということが、世の中に一つくらいはないと困るからね。
自分の利益になるからしているのかと言われると、自分の利益になるからだよ。千円で安心というか、自己満足を買っているんだよ。自分は何か良いことをしていると、ひょっとするとこの千円で、何十人かの人の命が助かっているかもしれないし、ひょっとすると一人かもしれないけど、人の命が助かっているかもしれない。と考えるから自己満足するんだよ。一人の人を助ける方がいいなら、そういうプランもあるけどね。子供の里親になるようなものもあるよ。
子 ん。。何かひっかかるんだよね。
父 何で、寄付を始めたかというと、カイジを書いている福本先生の漫画だったと思うけど、「かわいそうというなら、金を出せ。」そんなことが書いてあったんだよ。偽善だろうが、何だろうが金を出す。その行為が全て、理由だとか、意図なんかどうでもいいんだよ。寄付をしてそれで終わりと言えば、それで終わりなんだけど。金を出す。金の使い途もユニセフなんかだと、いくらも事務費や経費に消え去ってどれだけが、本当に届いているかは分からないけど、だからといって何もないんじゃ全く届かない。

これまで寄付金控除を申告していなかったが、ユニセフについては今年からは税額控除が可能になった。
うちの場合は、12000円-2000円の40%が税額から控除される。つまり4000円返ってくることになる。さらに確定申告していると、住民税も幾らか控除される。
この4千円+アルファを自分へのごほうびにしてもいいし、さらに4千円分の増額を考慮しても良い。まあ続けることが大事だから、負担感の少ないこれくらいが適当かもしれない。
あまり増やすと止めたくなる可能性が大。